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出力制御の対策工事
2020-08-29
カテゴリ:再生可能エネルギー,太陽光発電,風力発電,固定価格買取制度,設備認定(事業認定)
昨年から東北電力管内でも出力制御が義務化され、順次作業を行っています。
弊社で施工している案件はもちろんのこと、
他社で施工した案件でも出力制御の設定のみ請負って作業しているところも増えてきました。
特に2020年度以降の案件では基本的に連系時に出力制御の作業が必須とされていることも多いことから、
これからは標準施工の一つになると思います。
出力制御は遠隔出力制御とも呼ばれ、電力会社のサーバーからの情報により、各発電所ごとに30分ごとの出力を制御する仕組みです。
このため、サーバーからの通信ができるための環境が必要です。
ですのでこの通信料金をいくらでも安いものを、
と考えて組み込んでいる例がたくさんありますが、
出力制御の仕様の一つに
「通信途絶後5分以内にパワコンを停止させる」
という要件があるため、何らかの原因で通信が途絶えると、
パワコンも停止してしまいます。
このため、モバイル回線を利用しているところも多いですが、
通信環境が悪い場所では、発電できる日照があるのに
パワコン停止してしまう可能性があります。
事業として大規模な設備を設置している方は、
光回線のような安定した通信環境を構築することが求められます。
弊社は各社パワコンの出力制御工事を数多く手がけており、
出力制御の設定作業だけでもご相談に応じます。