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出力制御のその後

2019-12-09
カテゴリ:再生可能エネルギー,太陽光発電,風力発電,電力申請,O&M
出力制御対策については、東北電力管内において来年1月31日までに対策を行うことが
定められているので、対策はぼぼ佳境に入っていると言っても過言ではありません。
 
出力制御は電力会社の指示に応じて発電設備の出力を制御させることですが、
正確には「発電量がオーバーしそうなときに発電しすぎないように発電量を抑える」
というのが正確だと思います。
 
電力会社は電力を供給する手段として太陽光を含めた「再エネ設備」も利用していますが、
これら電源は自然エネルギーによるものなので、日々の環境に影響を受けやすいという特徴があります。
電力は基本的に蓄えておくことが難しいため、需要量が少なくなりそうなときに
このような発電によって大幅な供給が見込まれる場合には、設備の規模に応じて
順番に出力を抑える指示を出します。
 
制御はパワコンを通じて行いますが、パワコン単独で制御できる機器は少なく、
別に出力制御用の機器を取り付けて制御させる方法がほとんどです。
 
そのため、これらの機器と既存設備との接続が必要で、場合によっては
パワコンメーカーによる現地設定も必要です。
 
また、これらの制御は通信環境も備えた状態で行うことになり、
新たな投資が増える方も多いかと思いますが、
これができない場合「固定スケジュール」による制御も
できることになっています。
ただしこの場合には13カ月程度の停止する日のデータをあらかじめ1日単位で
登録することになるので、発電量ロスが発生することが多くなると言われています。
(通信環境を整えて行う場合、およそ10分程度の間隔で制御が可能となるため)
 
まだ実際に出力制御が実施されてみないと何とも言えませんが、
これにより発電設備を持つ方々で設置してから何も手をかけていない方々はより一層、
自らの設備について真剣に考える時期になってきたのではないかと思います。
 
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